お花の便り VER02 12月編
2012年 12月 今年も余すところ20日、師走となりました。
最初に、石渡邸の亭主から、挨拶がございます。
JVR協会の皆様へ
2011年3月11日の東関東大震災から、「協会の皆様」の心の癒しに
お役立てできるよう、石渡邸の野草の花の写真を、月ごとにお届けさせて
いただきました。
あの日から早2年近くが経ち、庭の野草たちも一通り皆様にお顔見せがで
きました。 これを機会に、JVR協会のホームページへの投稿を終了さ
せていただきたいと存じます。 本当に長い間、ご愛読いただき有難うご
ざいました。 また、月ごとの花の写真に、素晴らしいコメントをつけて
いただいた、ユーリンク鵜澤明社長様に、この場をお借りして心よりお礼
申し上げます。
JVR協会員のお会社の繁栄と、JVR協会の益々のご発展を祈念し、
ご挨拶とさせていただきます。
2012年12月
株式会社 光和 相談役 石渡 登
石渡邸の亭主から、斯様な挨拶があり、真に残念ですが、ひとまず今月を以て
この寄稿は幕を閉じさせていただきます。
このシリーズ最後にご案内するお花はひとつ、「やつで」八手です。
20センチ以上もある大きな葉をつけます。 葉には艶があり、やや厚手。
形は掌(て)状なので、八手と命名されていますが、7つまたは奇数の9つに
裂けています。 海岸近くの森林周辺に自生します。
秋から冬の、花の少ない季節の日だまりの中で、次々に長期間にわたって花を
咲かせ、昆虫に貴重な蜜を提供します。
別名、「天狗の羽団扇」とも呼ばれ、親しまれています。
花言葉は、「分別」「親しみ」「健康」
最後に、私の好きな高村光太郎の「冬が来た」全文を添付掲載いたします。
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た
写真 石渡 登
文責 鵜澤 明