お花の便り VER02 7月編 その1
株主総会や医学会イベントの多忙な時期を乗り越え、少し落ち着いた時期となりました。
梅雨ももう明けるのでしょうか!
九州の大雨とか、不順な天候が気になります。
横須賀の石渡邸でも、花の開花時期がずれたりするのでしょうが、
今月も3種、ご案内をいただきました。
萼紫陽花(ガクアジサイ)
紫陽花といえば、鎌倉の明月院、松戸の本土寺、箱根登山鉄道などなど。
でも、今日は日本古来のガクアジサイです。 日本が原産の花です。
この花は、中央部の「両性花」と、外周部の「中性花」で構成されています。
両性花とは、雄しべと雌しべが揃っている花で、
花びらに見える中性花は、雄しべと雌しべが退化した装飾花です。
普通の紫陽花は、萼(がく)にあたる中性花が増えたものなのです。
紫陽花の語源は、藍色が集まったものを意味する「集真藍あづさい」から
きています。万葉集では、「味狭藍」とも書かれています。
花言葉は、「移り気」「冷淡」「無情」
可愛い花なのに、冷淡な言いようですね。
写真 石渡 登
文責 鵜澤 明