お花の便り VER02 8月編 その1
まだまだ暑い日が続きます、皆様にはこの夏を如何お過ごしでしょうか!
横須賀の石渡邸から、8月のお花の便りが届きました。
ミソハギ(禊萩)
随分変わった名前ですが、由来は萩に似ていること、
お盆などで禊(みそぎ)に使われたことから付きました。
石渡亭主からもコメントをいただきました。
「横須賀では、お盆の時、茄子を刻んで里芋の葉の上に乗せ、
仏壇にお参りするたびに、ミソハギの花の束に水をつけて、
その水を、茄子にかけてお参りします」
日本および朝鮮半島に分布し、田の畔や湿地に生えています。
花言葉は、「慈悲」「純真な愛情」
生者と死者を結ぶ聖なるお花なのでしょうね。
この大地は、生きているものだけの世界ではありません。
亡くなった方たち、これから生まれいづる者たちの世界でもあるのです。
写真 石渡 登
文責 鵜澤 明