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お花の便り No.12 2月編 その1

如月と呼ばれる2月は、初花月とも呼ばれ、春の兆しを宿しています。
石渡邸から、「お花の便り」の最終章をお届けします。

まずは、石渡邸 庭園園主 石渡登氏から挨拶を申し上げます。

今年は寒い日が続いており、花の様子も少し違うようです。
梅の花は、まだ硬い蕾のまま、柊南天も花が咲きません。
大変遅くなりましたが、今月は水仙と椿3題となりました。
今月で一年間の花便りが終わりとなります。
毎月お花に分かりやすい 興味あるコメントをいただいた
鵜澤明社長様ありがとうございました。
一年を通して 多少の環境変化があるものの 時を忘れず
芽吹く花たちに 元気をもらってビジネスに励みたいものです。
JVR協会の皆様におかれましては如何でしたでしょうか?
永い間 ご愛読いただき有難うございました。
JVR協会がさらに発展し 協会の皆様方に幸多き
事を祈念して感謝の言葉とします。

早速、「椿」の話から始めたいと思います。

皆さんは、イタリア中部にある世界遺産「カゼルタ宮殿」をご存知でしょうか!
ナポリから電車で一時間、ブルボン家のナポリ王がヴェルサイユ宮殿を模して
18世紀に建てた宮殿です。
背後の公園にある巨大な滝、噴水、そして大きな水路と彫刻で有名です。
この公園の一角に椿の林があります。

オランダ船によって、日本から持ち込まれた一粒の種から作られた美しい花「椿」
貴顕淑女が集まる貴族の館から、日本の「椿」はヨーロッパ中に広まったのです。
ヴェルディ作曲になる、イタリア歌劇「椿姫」の原題は「椿の花の貴婦人」
有名なオペラは、日本の薮椿(ヤブツバキ)なくしては生まれませんでした。

写真 石渡 登
文責 鵜澤 明

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